【フロント&バックエンド編】現場でよく出るIT用語をやさしく解説!

開発現場に入ると、先輩エンジニアの会話に「APIが落ちた」「トークン切れてる」「CIが通らない」などの専門用語が次々と出てきて、
「え、それ何ですか?」と戸惑うことがありますよね。
フロントエンドやバックエンドの実務では、API、サーバ、Docker、トランザクション、CIなど、初心者が最初につまずきやすい用語が日常的に登場します。
この記事では、そんな現場で混乱しやすいIT用語を“会話例つき”で理解できるよう整理しました。
「どういう場面で使うのか」「なぜ重要なのか」を実際の会話から学べる構成になっています。
CONTENTS
IT用語とは?
IT用語とは、情報技術(Information Technology)に関する専門用語のこと。
プログラミング言語、サーバ、ネットワーク、API、データベースなど、幅広い分野で登場します。
特にWeb開発では、フロント(画面側)とバック(処理側)の両方を理解する必要があります。
フロントエンド:ユーザーが直接操作する部分(HTML / CSS / JavaScript / React など)
バックエンド:裏でデータ処理を行う部分(Spring Boot / MySQL / API通信 / Docker環境など)
この2つの関係を理解すると、「動作の仕組み」や「エラーの原因」が見えるようになります。
例文1|APIとトークンの会話
🗣 現場の会話例
先輩A「API叩いたら403返ってきた。トークン切れてるかも。」
新人B「403ってエラーですか? トークンって何のことです?」
💡 用語解説
- API:アプリ同士をつなぐ“データの橋”。サーバと通信して情報をやり取りする仕組み。
- トークン:ログイン状態を示す一時的な“通行証”。認証やセッション維持に使われる。
👉 ポイント:403エラーは「認証失敗」。トークンの再発行が必要なことが多い。
例文2|Dockerとコンテナの会話
🗣 現場の会話例
先輩A「Docker立ち上げた? コンテナ止まってるっぽい。」
新人B「コンテナって仮想サーバみたいなやつですか?」
💡 用語解説
- Docker:アプリをどのPCでも同じように動かせる軽量な仮想環境ツール。
- コンテナ:アプリとライブラリをまとめた実行単位。環境依存をなくせる。
👉 ポイント:Dockerで動作確認すれば、本番でも同じ挙動を再現可能。チーム開発の定番。
例文3|サーバとログの会話
🗣 現場の会話例
先輩A「サーバ落ちてるかも。ログ見て確認して。」
新人B「どこのログを見ればいいんですか?」
💡 用語解説
- サーバ:データやAPIを提供する裏方。リクエストを受けてレスポンスを返す。
- ログ:システムの動作記録。エラーやデバッグの手がかりになる。
👉 ポイント:サーバ障害時はまずログ確認。アプリ/DB/通信のどこで落ちたかを特定。
例文4|トランザクションとロールバックの会話
🗣 現場の会話例
先輩A「トランザクション切れてるな。ロールバックしよう。」
新人B「ロールバックって元に戻すって意味ですか?」
💡 用語解説
- トランザクション:複数のDB処理をまとめて“全部成功 or 全部失敗”にする仕組み。
- ロールバック:エラー時に変更前の状態に戻すこと。
👉 ポイント:データ整合性を守る基本。DBまわりのトラブルで頻出。
例文5|HTTPヘッダーと認証の会話
🗣 現場の会話例
先輩A「認証ヘッダーが抜けてるから401返ってる。」
新人B「ヘッダーってHTMLのやつとは違うんですか?」
💡 用語解説
- HTTPヘッダー:通信時に一緒に送る情報(例:トークン、言語設定など)。
- 401エラー:認証情報が正しく送られていない状態。
👉 ポイント:ヘッダー設定ミスはAPI通信の定番エラー。Postmanなどで確認可能。
例文6|CIとLintの会話
🗣 現場の会話例
先輩A「CI落ちてるね。Lintエラー修正して再実行お願い。」
新人B「Lintって文法チェックみたいなやつですか?」
💡 用語解説
- CI(Continuous Integration):プッシュ時に自動でテストやビルドを実行する仕組み。
- Lint(リンター):コードの文法やフォーマットを検出するツール。
👉 ポイント:CIが通らないとマージできない。Lintは品質と可読性を保つ重要要素。
例文7|Webhookと通知連携の会話
🗣 現場の会話例
先輩A「Webhook設定忘れてた。Slack通知飛んでないね。」
新人B「Webhookってどういう仕組みなんですか?」
💡 用語解説
- Webhook:アプリでイベントが発生したとき、別サービスに自動通知する仕組み。
- 通知連携:SlackやLINEなどにリアルタイムで反映させる設定。
👉 ポイント:チームの自動化や監視に欠かせない。GitHub連携でもよく使われる。
まとめ:用語は“文脈で覚える”のが最強の近道
IT現場では、単語を暗記するより「いつ・どこで・どんな意図で使うか」を理解することが大切です。
APIやサーバ、トランザクション、ログ、CI…どれも会話やトラブル対応を通して一気に理解が深まります。
たとえば「APIが落ちた」と聞けば通信経路を想像できる。
「トークンが切れてる」と言われれば認証の仕組みを意識できる。
このように、文脈と実体験をセットで覚えることが、理解力を飛躍的に高めます。
最初は「はてな」が出てもOK。
少しずつ「これはAPI通信の話だな」「Dockerのコンテナが止まってるな」と再現できるようになれば、それが成長のサインです。
そして、聞いた単語をメモしてChatGPTや公式ドキュメントで調べるだけで、知識が“点”から“線”に変わります。
言葉を理解することは、チームの会話に自然に参加できるようになる第一歩です。
まずはこのページの内容を、自分の現場に置き換えてみるところから。
「今、先輩が言ってたあの単語、この記事で見たな」——
そんな瞬間が増えたら、それがもう成長のサインです。