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エンジニアとは?仕事内容の全体像と各工程を徹底解説

「エンジニアって、毎日パソコンに向かってプログラムを書くだけの仕事でしょ?」こんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

確かにプログラミングは重要ですが、エンジニアの仕事内容はそれだけではありません。

要件定義から設計・開発・テスト・運用まで、幅広く奥深いプロセスで成り立っています。

この記事ではエンジニアの仕事内容を「全体像」と「各工程」に分けてわかりやすく解説します。

エンジニアの仕事内容の全体像

エンジニアの仕事は、大きく分けると以下の流れで進んでいきます。

  1. 要件定義:お客様の要望を整理し、システムの目的や仕様を決める
  2. 設計:システムの仕組みを図面に落とし込む(基本設計/詳細設計)
  3. 開発(プログラミング):設計に基づき、プログラムを実装する
  4. テスト:システムが想定通りに動作するか検証する
  5. 運用・保守:リリース後の安定稼働を支援し、改善を続ける

よく「家づくり」に例えられます。要件定義は「どんな家を建てたいかを決める」段階。設計は建築図面を描く作業。開発は実際に家を建てる工程です。テストは水道や電気が問題なく動くかの確認、運用・保守は入居後の修理・改築にあたります。


要件定義:出発点は「対話」と「整理」

最初にお客様やユーザーの声を聞き、実現可能な形に落とし込むのが要件定義です。

  • どんなシステムを作りたいのか
  • どんな課題を解決したいのか
  • 予算や納期はどのくらいか

実際の現場では…

新人の頃、同僚が「お客様の言いたいことをなんとなく理解したつもり」で進め、完成後に「これは違う!」とやり直しに。

最初の対話をおろそかにすると大きな手戻りにつながります。

要件定義はコミュニケーション力と整理力が鍵です。


設計:全体像を形にする工程

要件が決まったら、次はシステムの設計です。

基本設計

ユーザーが使う画面や操作の流れを決めます(例:検索ボタンで一覧表示、ログイン後にマイページ遷移)。

詳細設計

プログラマーが実装できる粒度にまで具体化します(例:どのテーブルからどの条件でデータ取得)。設計の質が高いほど、開発・テストはスムーズに進みます。

ポイント:設計段階で「将来の拡張」や「セキュリティ」も織り込みましょう。後付けではなく最初から設計に組み込むのがプロです。


開発(プログラミング):アイデアを形にする

設計図をもとに、JavaやPython、JavaScriptなどでシステムを作り上げます。

最近の変化

生成AI(ChatGPTやGitHub Copilotなど)を補助的に活用するケースが増加。AIコードは人間がレビューし、品質・セキュリティを担保します。

チーム開発で大事なこと

「自分だけがわかるコード」ではなく、誰が見ても理解できるコードに。読みやすさ・再利用性・テスト容易性を意識しましょう。


テスト:品質を保証する最後の砦

リリース前に、想定通り動作するかを検証します。

  • 単体テスト:部品ごとに動作確認
  • 結合テスト:複数部品を組み合わせて検証
  • 総合テスト:システム全体が要件通りか確認

料理でいえば、材料の味見(単体)→具材のバランス確認(結合)→完成品の試食(総合)の流れに近いです。近年はQAエンジニアが専門的に関わることも増えています。


運用・保守:終わらない改善サイクル

リリース後もエンジニアの仕事は続きます。

  • システムが安定して動き続けるよう監視する
  • トラブルが起きれば迅速に対応する
  • 新しい要望や改善点を継続的に反映する

SRE(Site Reliability Engineering)DevOpsの考え方が広がり、単なる修理役ではなく、継続的改善で信頼性を高める役割へ進化しています。


エンジニアに求められるスキル

必要なのは技術力だけではありません。

  • プログラミング基礎:言語やフレームワークの理解
  • 論理的思考力:課題を分解し解決策を組み立てる力
  • コミュニケーション力:顧客やチームと合意形成する力
  • AI活用力:生成AIや自動化ツールを使いこなし、品質を見極める力

キャリアの広がり

  • スペシャリスト型:特定技術を極め第一人者へ
  • マネジメント型:チーム/プロジェクトをリード
  • 横展開型:開発からインフラ、AIまで幅広くスキルを拡張

未経験者へのメッセージ

「自分は未経験だから…」と不安に思う必要はありません。活躍するエンジニアの多くも初心者からのスタートです。

大切なのは、学び続ける姿勢ものづくりへの興味

  • ITの基礎やプログラミングを学ぶ
  • 小さなアプリやWebサイトを作ってみる
  • GitHubで公開して経験を積む

まとめ:エンジニアの仕事内容の理解をキャリアへ

エンジニアの仕事内容は、要件定義 → 設計 → 開発 → テスト → 運用・保守の流れで成り立っています。各工程の役割と必要スキルを理解すれば、自分の強みや興味を見つけやすくなり、キャリアの方向性も描きやすくなります。

エンジニアは「デジタル社会を支えるものづくりの職人」。あなたがどの工程に魅力を感じ、どんなキャリアを選ぶかで、可能性は大きく広がります。


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記事監修

ドライブライン編集部

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