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【2025年版】30代エンジニア転職で年収アップを実現する5つの戦略|市場価値の高め方も解説

「30代になり、今の会社でこのまま働き続けていいのだろうか…」

「スキルは身につけてきたつもりだけど、正当に評価されず年収が上がらない」

30代は、エンジニアとしてのキャリアが大きく分岐する重要な時期です。

しかし、20代の頃のようにポテンシャルだけで評価されることはありません。

したがって、やみくもに転職活動をしても年収アップどころか、キャリアの停滞を招きかねません。

結論から言うと、30代エンジニアの転職は「戦略」がすべてです。

この記事では、2025年の最新データと市場動向に基づき、30代エンジニアが年収アップ転職を成功させるための現実的な5つの戦略を解説します。

さらに、具体的なアクションプランも提示します。

今の年収に不満がある方も、キャリアに悩んでいる方も、この記事を読めば進むべき道が明確になるはずです。

30代エンジニアの転職市場|年収アップは可能?データで見る現実

まず、30代エンジニアが置かれている市場の現実を、客観的なデータから見ていきましょう。

30代の平均年収と「年収1000万円」を狙える分野

大手転職サービスdodaが発表した「平均年収ランキング(2023年)」によると、30代ITエンジニアの平均年収は534万円です。

これは、日本の30代全体の平均年収(457万円)を大きく上回っています。したがって、専門職としての価値の高さがうかがえます。

しかし、これはあくまで平均値です。特筆すべきは、職種による年収の大きな開きです。

職種 30代の平均年収 高年収のポイント
プロジェクトマネージャー 711万円 大規模案件の管理経験、複数チームの統率力
ITコンサルタント 670万円 企業のDX戦略立案、業務改善提案スキル
Webサービスエンジニア 553万円 大規模トラフィックの処理経験、クラウドネイティブ技術
社内SE 531万円 全社的なシステム企画・導入、セキュリティ管理

このように、マネジメントや上流工程、あるいは需要が急増しているクラウドやAIといった分野にシフトすることが重要です。したがって、年収700万円、さらには1000万円という領域も十分に現実的になります。

まずはSEを目指しましょう—PG止まりからの脱却戦略

「PG止まりで年収が頭打ち…」と感じる方へ。30代での年収アップを加速する最短ルートは、SE(システムエンジニア)へのシフトです。SEは要件定義・基本設計・顧客折衝など上流工程を担い、意思決定に近いため評価・報酬が上がりやすい構造になっています。

PGとSEの違い(役割・評価軸・年収レンジ)

  • 役割の幅:PGは実装中心、SEは要件整理〜設計〜レビュー〜品質/進行管理までを横断。
  • 評価の軸:PGはコード品質と速度、SEは「顧客課題の解像度」「仕様妥当性」「リスク管理」が評価の中心。
  • 年収レンジの傾向:同経験年数でも、SEは単価・グレードの天井が高い(設計/要件の市場希少性)。

SEを目指すための3ステップ(3〜6ヶ月の目安)

  1. 要件定義の型を学ぶ:業務フロー、課題仮説、非機能要件、ユースケース記述。
    → 小規模でも良いので、既存PJを題材に要件定義書の模写&リライトで型を身体化。
  2. 基本設計の演習:画面/API設計、ERD、シーケンス、入出力IF。
    → 個人開発でも設計ドキュメント→実装→レビューの順で成果物を残す。
  3. レビュー/折衝の訓練:仕様の論点整理、代替案提示、ステークホルダー調整のロープレ。
    → 社内LT/社外登壇・技術ブログで意思決定プロセスを言語化・発信。

このロードマップで「作れる人」から「決められる人」へ。ここが年収レンジを引き上げる分岐点です。

要注意!年収が上がらない30代エンジニアの3つの特徴

もしあなたが以下のいずれかに当てはまるなら、それはキャリアの危険信号かもしれません。

  • スキルの陳腐化:レガシー保守のみでモダン技術の実務がない。
  • 成果の言語化不足:定量的な改善実績や意思決定の貢献を説明できない。
  • 学習習慣の欠如:業務外の学習や発信が止まっている。

30代の転職市場では、「経験年数」そのものに価値はありません。「その経験を通じて、どんな価値を提供できるのか」が厳しく問われるのです。

年収アップを成功させる転職戦略5ステップ

それでは、具体的に年収アップを実現するための5つの戦略的ステップを見ていきましょう。
この順番で進めることで、転職活動の成功確率を飛躍的に高めることができます。

Step1. 市場価値の客観的な把握とキャリアの棚卸し

転職活動の第一歩は、敵(市場)を知り、己(自分)を知ることです。
そのためには、まずこれまでのキャリアを徹底的に棚卸しする必要があります。したがって、自分の現在地を正確に把握できます。

「職務経歴書」を作る前に、まず「スキルインベントリ(技術棚卸しシート)」を作成しましょう。

  • 経験プロジェクト:期間/役割/事業背景/定量成果(コスト削減・速度改善など)
  • テクニカルスキル:言語/フレームワーク/DB/クラウド/OSを5段階で自己評価
  • ポータブルスキル:顧客折衝/要件定義/レビュー/育成/ドキュメント

Step2. 成長市場と高年収企業の分析

年収は個人スキルだけでなく、どの業界・どの企業に身を置くかで大きく変わります。

SaaS/Web系メガベンチャー:優秀人材に高待遇。SaaS/FinTech/AIなど。

外資系IT企業:成果主義が徹底。英語要件あり。

DXを推進する大手事業会社:内製化加速で待遇改善の動き。IPA「DX白書」でも人材不足が指摘。

Step3. ポートフォリオによる実績の「見える化」

GitHub:継続コミットで習慣と品質を可視化。

技術ブログ:学習/障害対応のプロセスを言語化。

ポートフォリオサイト:設計意図や技術選定理由まで説明可能に。

Step4. 転職チャネルの戦略的活用

ハイクラス向けエージェント:非公開・役職付き・年収800万円以上の案件。

リファラル:選考が有利に進みやすい。日頃から関係構築を。

スカウト型サービス:市場評価の指標にもなる。

Step5. 希望年収を引き出す面接・交渉術

やってはいけないこと

  • 根拠のない希望額提示
  • 内定承諾後の後出し交渉
  • 他社提示を露骨に比較材料にする

成功するロジック

過去の定量成果→入社後の貢献見込み→妥当金額の提示、の順で論理構成。

ドライブラインのご案内|PG止まりを脱し、SEへ進むための研修×採用

もし「PG止まりで年収が伸びない…自分のことかも」と感じたら、ドライブラインのSE育成プログラムをご検討ください。

  • 研修カリキュラム(例):要件定義/業務フロー設計、非機能要件、基本設計(API/ERD/シーケンス)、レビュー実践、単体・結合テスト設計
  • 到達目安:3〜6ヶ月で要件定義〜設計〜実装〜テストまでを一気通貫で理解・実践できるSEの基礎を習得
  • サポート:実案件メンター/コード・設計レビュー/ポートフォリオ作成支援

SE育成×採用ページを見る(ドライブライン)

まとめ:戦略的な準備が30代のキャリアを飛躍させる

30代エンジニアの年収アップ転職は、決して楽な道ではありません。しかし、正しい戦略と準備があれば、現職より年収100〜200万円アップも十分に実現可能な目標です。

まず、客観的な自己分析。次に、戦略的な市場選定。そして、実績の可視化チャネルの活用、最後に論理的な交渉です。

そして何より、PGからSEへと役割を広げることが年収レンジを押し上げる最大のレバーになります。もし今、「PG止まり」で悩んでいるなら、ドライブラインのSE育成×採用から第一歩を踏み出してください。あなたの市場価値は、まだ伸びます。

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記事監修

ドライブライン編集部

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