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エンジニア需要が高い地域ランキングTOP10|地方・都市の求人と年収を徹底比較

「地元に帰って働きたいけど、エンジニアの仕事はあるんだろうか?」

「東京じゃないと、キャリアアップや年収アップは望めない…?」

このような悩みを抱えている方は多いでしょう。しかし、DXやAI技術の波に乗り、エンジニアの需要は全国的に拡大しています。一方で、「良い仕事は都市部にしかない」というイメージが根強く、地方への転職やU/Iターンに踏み出せない方も少なくありません。

実は、その常識はもはや過去のものになりつつあります。この記事では、2025年の最新データを基に、本当にエンジニアの需要が高い地域をランキング形式で徹底解説します。さらに、都市部と地方の求人傾向を「年収」「働き方」「キャリア」の観点から多角的に比較分析します。この記事を読めば、あなたのキャリアプランとライフスタイルに本当にマッチした「働く場所」が見つかるはずです。

【結論】2025年エンジニア需要地域ランキングTOP10

まず、結論から見ていきましょう。ここでは、厚生労働省の「有効求人倍率」dodaの「平均年収」、そして「リモートワークのしやすさ」という3つの指標を基に、2025年現在のエンジニアにとって魅力的な地域を総合的にランキングしました。

順位 都道府県 有効求人倍率 平均年収 特徴
1位 東京都 10.98倍 622万円 求人数・年収ともに圧倒的。最先端技術に触れる機会も豊富。
2位 福岡県 3.55倍 501万円 「エンジニアフレンドリーシティ」を掲げ、スタートアップが急増中。
3位 大阪府 3.48倍 541万円 西日本の中心地。大手SIerから自社開発まで多様な求人。
4位 愛知県 2.78倍 525万円 製造業のDX化を牽引。IoTや組込み系の需要が高い。
5位 神奈川県 5.15倍 589万円 東京へのアクセスも良好。大手メーカーの研究開発拠点も多数。
6位 北海道 2.11倍 476万円 札幌を中心にIT産業が成長。オフショア開発拠点も増加。
7位 広島県 2.53倍 492万円 製造業や地場産業のIT化ニーズが強く、安定した需要。
8位 宮城県 2.35倍 488万円 仙台市が東北のITハブとして成長。震災復興関連の需要も。
9位 京都府 3.12倍 522万円 ゲーム産業や大学発ベンチャーが盛ん。独特の企業文化。
10位 兵庫県 2.45倍 527万円 神戸市を中心に、医療・防災分野のIT活用が進む。

このデータから分かる通り、依然として東京が突出しています。しかし、福岡や大阪、愛知といった地方中核都市でもエンジニアの需要が非常に高いことが明確です。したがって、もはやキャリアを追求するために東京に固執する必要はない時代と言えるでしょう。

都市 vs 地方|エンジニアの働き方・キャリア・年収を徹底比較

では、実際に都市部で働くことと、地方で働くことにはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

都市部で働くメリット・デメリット

まず、都市部で働くメリットは以下の通りです。高い年収水準と豊富な求人数により、キャリアの選択肢が広く、スキル次第で高年収を狙いやすい環境があります。また、大手テックカンファレンスや勉強会のほとんどが都市部で開催され、最先端の技術情報に触れる機会が豊富です。さらに、優秀なエンジニアと交流する機会が多く、キャリアに繋がる人脈を築きやすいという利点もあります。

一方で、デメリットも存在します。家賃をはじめとする生活費が高く、可処分所得が伸び悩むことがあります。また、優秀な人材が集まるため、競争が激しく、常にスキルを磨き続けるプレッシャーがあります。そのため、毎日の通勤ラッシュに時間と体力を消耗する可能性も高いでしょう。

地方で働くメリット・デメリット

次に、地方で働くメリットを見ていきましょう。通勤時間が短く、自然豊かな環境でプライベートを充実させやすいため、ワークライフバランスを実現しやすい環境があります。また、家賃や食費を抑えられ、都市部と同じ年収でも生活の質は向上しやすいという点が魅力です。さらに、IT人材がまだ少ないため、一人ひとりの裁量が大きく、地域のDX化に直接貢献している実感を得やすいでしょう。加えて、地方に住みながら、東京の企業の高単価なフルリモート案件を受けることも可能です。

しかし、デメリットもあります。地元企業の場合、都市部ほどの高年収は期待しにくいという点が挙げられます。また、特定の技術を追求したい場合、該当する求人がない可能性があります。そのため、勉強会などのオフラインイベントが少なく、人脈形成の機会が限られるという課題もあります。

【注目エリア】今、エンジニア需要が熱い地方都市

近年、独自の取り組みでIT企業の誘致やスタートアップの育成に成功し、エンジニアにとって魅力的な環境となっている地方都市が増えています。ここでは、特に注目すべき3つの都市を紹介します。

福岡市:「エンジニアフレンドリーシティ」としての魅力

福岡市は「グローバル創業・雇用創出特区」として、スタートアップ支援に非常に力を入れています。例えば、Webサービス系やゲーム系の企業が集積しており、モダンな技術スタックを用いた開発案件が豊富です。さらに、空港が市内に近く、生活コストも比較的安いため、移住先として絶大な人気を誇ります。

札幌市:豊富な人材と「食・自然」の魅力

札幌市は、北海道大学をはじめとする教育機関が充実しており、優秀なIT人材が豊富な点が特徴です。そのため、多くの企業が開発拠点を設置しています。特に、アジャイル開発やオフショア開発の拠点として注目されており、大規模なプロジェクトに携わるチャンスもあります。

仙台市:東北のITハブとしての成長

仙台市は、東北大学を中心とした学術都市であり、研究開発型のIT企業や、震災復興に関連する社会課題解決型のプロジェクトが多いのが特徴です。したがって、行政もIT産業の振興に積極的で、安定したキャリアを築きたいエンジニアにとって魅力的な選択肢となっています。

U/Iターン転職を成功させるための3つのポイント

地方への転職を成功させるには、情報収集と戦略が不可欠です。ここでは、3つの重要なポイントを解説します。

地方に強い転職エージェントを活用する

全国展開している大手エージェントに加え、その地域に特化した転職エージェントを併用しましょう。そうすることで、地元の優良企業の非公開求人や、リアルな職場環境の情報を得ることができます。

「年収」だけでなく「可処分所得」で考える

たとえ額面の年収が下がっても、家賃や生活費が下がれば、手元に残るお金は増える可能性があります。したがって、生活費シミュレーションを行い、総合的に判断しましょう。

リモートワークの条件を明確にする

フルリモートなのか、週に数回の出社が必要なのか、会社の制度を正確に確認することが重要です。また、リモートワーク手当の有無なども確認しておくと良いでしょう。

まとめ:「どこで働くか」を自由に選べる時代へ

2025年のエンジニア市場は、もはや「東京一択」ではありません。リモートワークの普及と地方のDX化の波に乗り、エンジニアは日本中どこにいても、自分の価値を最大限に発揮できる時代になりました。

重要なのは、画一的なキャリアパスを目指すのではなく、ご自身のライフプランや価値観に合った「働く場所」を主体的に選択することです。収入、キャリア、プライベートのバランスを考え、あなたにとっての「最高の働き方」を見つけてください。この記事のデータや比較が、そのための第一歩となれば幸いです。

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記事監修

ドライブライン編集部

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