MEDIA

メディア

  1. TOP
  2. メディア
  3. エンジニア
  4. 【初心者向け】現場で飛び交うIT用語を会話から理解しよう!【第2回】

【初心者向け】現場で飛び交うIT用語を会話から理解しよう!【第2回】

IT現場に入ると、こんな言葉が飛び交います。
「ポート閉じてる?」「スキーマ変わった?」「レイテンシやばくない?」

――最初は“暗号のような会話”に感じるかもしれません。

この記事では、初心者エンジニアが戸惑いやすいIT用語を、
会話形式でわかりやすく解説します。

現場で実際に使われる言葉を、リアルなやりとりとともに紹介することで、
「聞いたことはあるけど意味が曖昧」な単語を自然に理解できるようにします。

今回登場する10単語はこちら👇

ポート/レイテンシ/スキーマ/キャッシュ/ミドルウェア/クエリ/ジョブ/バッチ/リクエスト/レスポンス

通信・DB・インフラ・UIなど、現場の幅広い分野を網羅しています。
この記事を読み終えるころには、あなたも“現場の会話”が少し聞き取れるようになっているはずです。


IT用語とは?

IT用語とは、エンジニアが現場で使う専門的な言葉のこと。
フロントエンド(画面側)、バックエンド(処理側)、インフラ(環境側)など、複数分野が交わる現場では、
短い単語で正確に状況を伝えるために、こうした言葉が使われます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、“会話の中でどう使われるか”を知ることが最速の理解法です。
それでは、実際の現場でのリアルな会話を見ていきましょう。


会話例①|ポート(+レイテンシ)

🗣 現場の会話例
先輩A「このAPI繋がらないね。ポート閉じてるかも。」
新人B「ポートって…ドアみたいなやつですか?」
先輩A「そうそう。通信の入り口だよ。開いてないとデータが通れないんだ。」

💡用語解説

  • ポート:ネットワーク通信で使われる“入り口番号”。HTTPは80番、HTTPSは443番など。
  • レイテンシ:通信の「遅延時間」。レスポンスまでの待ち時間を指す。

👉ポイント:通信エラーや接続遅延の原因調査に欠かせないIT用語。


会話例②|クエリ(+スキーマ)

🗣 現場の会話例
新人B「このクエリでエラー出ました!」
先輩A「スキーマ変更されたかも。カラム名違うんじゃない?」
新人B「あっ、テーブル構造が変わってました!」

💡用語解説

  • クエリ:データベースに命令を出す文。情報の取得や更新を行う。
  • スキーマ:データベースの“設計図”。テーブルやカラムの構造定義を指す。

👉ポイント:DBエラーが出たらスキーマ更新を最初に疑おう。


会話例③|キャッシュ(+レスポンス)

🗣 現場の会話例
新人B「画面が更新されません!」
先輩A「キャッシュ残ってるかも。レスポンスが古いデータ返してるね。」
新人B「Ctrl+F5で直りました!」

💡用語解説

  • キャッシュ:高速化のため、一時的にデータを保存しておく仕組み。
  • レスポンス:リクエストに対してサーバが返す「応答データ」。

👉ポイント:Webアプリの不具合原因の定番。キャッシュクリアで解決することも多い。


会話例④|ジョブ(+バッチ)

🗣 現場の会話例
先輩A「夜間のバッチジョブ落ちてたっぽい。」
新人B「え、それ何ですか?」
先輩A「深夜に自動で動く処理だよ。請求データまとめたりする。」

💡用語解説

  • ジョブ:定期的に実行される自動処理タスク。
  • バッチ:複数の処理をまとめて一括実行する仕組み。

👉ポイント:業務システムでは夜間ジョブの安定稼働が重要。


会話例⑤|リクエスト(+ミドルウェア)

🗣 現場の会話例
新人B「リクエスト送ったのに何も返ってきません!」
先輩A「ミドルウェアの設定かな。Nginxでルーティング確認してみよう。」

💡用語解説

  • リクエスト:クライアントからサーバへ送る要求。
  • ミドルウェア:アプリケーションとOSをつなぐ中間層ソフト。通信や処理を仲介する。

👉ポイント:通信トラブル時はまずミドルウェア設定を疑おう。


会話例⑥|キャッシュとレイテンシの関係

🗣 現場の会話例
先輩A「CDNのキャッシュ効きすぎて更新が遅れてるね。」
新人B「レイテンシの影響もあるんですか?」
先輩A「あるある。地域によっても変わるよ。」

💡用語解説

  • キャッシュ(再):アクセスを高速化するための仕組み。CDNでも利用される。
  • レイテンシ(再):ネットワーク距離や回線品質によって変化する遅延。

👉ポイント:グローバル対応ではキャッシュとレイテンシ調整が重要。


会話例⑦|ジョブ監視とクエリ最適化

🗣 現場の会話例
新人B「昨日のジョブ、実行時間めっちゃ長かったです。」
先輩A「DBクエリが重いかも。インデックス使ってる?」
新人B「確認します!」

💡用語解説

  • ジョブ(再):自動化された定期タスク。
  • クエリ(再):SQL文。最適化不足だと全体の処理が遅くなる。

👉ポイント:ジョブ遅延の多くはクエリのチューニング不足。


まとめ

IT用語は「いつ・どこで・なぜ使うか」を理解することが大切。
現場では、短い単語で状況を正確に伝えることが求められます。
最初は聞き慣れない単語も、会話で使われるシーンを知るだけで一気に理解が進みます。

この記事のように、初心者でもわかる会話形式で学べば、自然に現場のスピード感に慣れていけます。

わからないことを恐れず、一歩ずつ“現場語”をマスターしていきましょう。
次回は、「API」「トークン」などの通信系IT用語をテーマに予定しています。

Join us! 未経験からエンジニアに挑戦できる環境で自分の可能性を信じてみよう 採用ページを見る→

記事監修

ドライブライン編集部

[ この記事をシェアする ]

記事一覧へ戻る